生理痛緩和には仙骨を温める

生理痛緩和のためには、体を温める方法が有効です。
生理中はプロスタグランジンという物質が急増します。この物質は子宮の収縮を促して生理の経血を身体の外に排出する役割を担っていますが、プロスタグランジンの量が多すぎると子宮の収縮が強くなり生理痛が発生します。
体が冷えると血液の循環が悪くなり、プロスタグランジンも骨盤内に滞りやすくなります。
生理痛緩和のために温めるポイントはいくつかありますが、もっとも効果が出やすい箇所は仙骨です。
仙骨は、骨盤の中央に位置し、背骨を支える重要な役割を担っている骨です。仙骨と子宮は仙骨子宮靭帯という靭帯でつながっているので、仙骨を温めると子宮にも温感が伝わります。
また仙骨の近くには副交感神経があります。副交感神経には、心身をリラックスモードにする働きがあります。生理痛がひどい人は、交感神経が緊張し働きすぎている傾向にあります。仙骨をあたため副交感神経の働きを良くし、リラックスすることによってホルモンのバランスを整えることができます。またリラックスすると、体温調節の機能が改善し、生理痛緩和の助けとなります。
仙骨を温める方法は、起床しているときは貼るタイプのカイロを使うと便利です。カイロは下着の上から貼り、直接肌に当たらないように気をつけます。寝ているときは湯たんぽの使用がおすすめです。心地よい温感が長く続き、快眠の助けにもなります。
仙骨の位置はお尻の割れ目の少し上あたりになります。
出先で急な痛みに襲われて、カイロなどの道具がなくても自分の手のひらでセルフケアすることも出来ます。両手をこすり合わせて温めてから、手のひらを仙骨に置いて温めます。仙骨の周辺の冷たい感じがなくなるまで続けることで応急処置ができます。